これは、管理コンソールのBox Shuttleに関する記事です。 スタンドアロンツールである旧バージョンのBox Shuttleを使用している場合は、旧バージョンの移行ガイドを参照してください。
概要
Box Shuttleは各種コンテンツ管理システム間の仲介役を担い、フォルダ、ファイル、権限、標準的なメタデータをこのようなプラットフォームからBoxに移行できるようにします。 データを移行するためのオプションには以下の2つがあります。- [データのみの移行]: 権限を適用せずに、アカウントまたはフォルダの選択したソースのパスから、選択したターゲットの場所にファイルおよびフォルダを移行します。
- [データと権限の移行]: ファイルとフォルダを転送し、ソースの権限を反映するようにコラボレーションを作成します。 このタイプの移行ジョブは、データ移行プロセス全体で、ファイル、アカウント、権限を包括的に管理する場合に適しています。

新しいジョブの作成
新しいジョブを作成するには、[新しいジョブ] ドロップダウンメニューから [データの移行] を選択します。ソースシステムの選択
移行対象のデータが保持されているソースシステムを選択します。 使用可能な既存のソースシステムがない場合は、ソースシステムの構成手順を使用して設定します。 Box Shuttleは、ソースデータを改変または変更することはできません。ファイルとフォルダのマッピング
この手順の前に設定ページが表示され、マッピング方法を選択するよう求められます。 以下で説明するようにBox Shuttleで各項目をマッピングする場合は、[データを手動でマッピング] を選択します。また、スプレッドシートを使用した一括マッピングにより、多数のディレクトリを一度にマッピングすることもできます。 移行するソースアカウントやソースフォルダごとに、データを受け取るターゲットアカウントとターゲットフォルダを選択します。 フォルダを選択すると、Box Shuttleはそのフォルダまたはアカウントを、その中に含まれているすべてのファイルやフォルダとともに移行します。 ただし、移行したくない特定のサブフォルダまたはファイルは、選択を解除することもできます。すべてのBoxユーザーが招待を承認済みであることを確認してください。 招待を承認していないユーザーのBoxアカウントにはデータを転送できません。
![[データのマッピング] 画面。BethのソースフォルダをHercule PoirotのMigrated_Filesターゲットディレクトリにマッピングしています。](https://mintcdn.com/product-docs/6Q7nCk1JXzHqPpg6/images/box-shuttle/map-data-mapping-beth.png?fit=max&auto=format&n=6Q7nCk1JXzHqPpg6&q=85&s=22b3943752bef64700b85a80a4fe86a5)
親ディレクトリの設定
Box Shuttleが移行されるコンテンツ用にターゲットの場所ごとに作成する親ディレクトリを設定できます。 そのためには、以下の手順を実行します。- 検索バーの隣にあるフォルダアイコン を選択します。
- 親ディレクトリの名前を入力し、確定します。
- ソースフォルダは、ターゲットアカウント内の1つのフォルダに明示的にマッピングされています。 さらに、子フォルダまたは子ファイルの1つが別のアカウントのターゲットフォルダにリダイレクトされているため、親フォルダレベルでリダイレクトアイコンが表示されます。
- このソースフォルダは別のターゲットアカウントにリダイレクトされたため、子フォルダまたは子ファイルはスキップされました。
- このフォルダはスキップされたため、移行されません。
![データのみの移行における [データのマッピング] 画面。christieおよびmysteriesソースフォルダをターゲットユーザーおよびMigrated_Filesパスにマッピングしています。](https://mintcdn.com/product-docs/6Q7nCk1JXzHqPpg6/images/box-shuttle/data-only-migration-map-mapping.png?fit=max&auto=format&n=6Q7nCk1JXzHqPpg6&q=85&s=e9f21cf7a970dd4262375faa9e4b2d2f)
| 項目 | 表示のレベル | 説明 |
|---|---|---|
| フォルダ | 特定のフォルダ内の1項目が明示的に移行に含まれています。 このファイルは移行されますが、フォルダは移行されません。 | |
| フォルダ | フォルダ内のファイルがスキップされました。 これらのファイルは移行されません。 | |
| フォルダ、アカウント | フォルダ内の1項目が別のフォルダまたはアカウントにリダイレクトされました。 | |
| フォルダ、アカウント | いずれかの子フォルダ内の1つ以上のファイルが明示的に移行に含まれています。 複数のフォルダでファイルを選択した場合にアイコンが表示されます。 | |
| ファイル、フォルダ、アカウント | ソースからターゲットへのマッピングをクリアします。 | |
| ファイル、フォルダ、アカウント | ターゲットアカウントのフォルダを示すリストを開きます。 このリストを使用すると以下を実行できます。
| |
| ファイル、フォルダ、アカウント | フォルダ内のファイルをスキップします。 このファイルは移行されません。 | |
| ファイル、フォルダ、アカウント | 移行でスキップしたファイルが含まれます。 |
移行の種類の選択
マッピングが完了したら、利用可能なオプションから [データのみの移行] を選択します。![データのみの移行における [移行設定]。権限を伴わずにファイルを転送する [データのみの移行] が選択されています。](https://mintcdn.com/product-docs/6Q7nCk1JXzHqPpg6/images/box-shuttle/data-only-migration-settings-migrate.png?fit=max&auto=format&n=6Q7nCk1JXzHqPpg6&q=85&s=f6b334d37d5e6b78a5ca723a7b0e9b7f)
フィルタの定義と追加設定
-
[フィルタ設定] では、移行に含めるフォルダとファイル、またはプロセスから除外するフォルダとファイルをさらに細かく指定できます。
- [標準フィルタ設定] では、一時ファイルとシステムファイルが無視され、それ以外はすべて移行されます。
- [詳細フィルタ設定] では、正規表現、日付、サイズに基づいてコンテンツにフィルタをかけます。
-
[ファイルバージョン] の設定では、最新バージョンのファイルのみを移行するか、すべてのバージョンを移行するかを選択できます。
- 最初の転送時に [現在のバージョン] を選択した場合は、最新バージョンのみが転送されます。 その後ジョブを実行する際に [すべてのバージョン] を選択しても、Box Shuttleでは、その最新バージョンより前のバージョンを転送できません。
- 過去のバージョンが必要な場合は、最初のジョブを実行する際に必ず [すべてのバージョン] を選択してください。
- 指定したバージョンの設定でデータの移行を開始したら、ジョブ内ではその設定を変更しないでください。
ファイルバージョンの設定が表示されるかどうかは、選択したソースシステムによって異なります。 たとえば、Windowsファイルからの移行では、フィルタ設定のみを使用できます。
![データのみの移行における [フィルタ設定]。詳細フィルタを使用して一時ファイルパターン~$*および~*.tmpを除外しています。](https://mintcdn.com/product-docs/6Q7nCk1JXzHqPpg6/images/box-shuttle/data-only-migration-filter-settings.png?fit=max&auto=format&n=6Q7nCk1JXzHqPpg6&q=85&s=fb3ec5ae166ceca35de05e66b9e4d9ad)
実行設定の定義
[実行設定] セクションでは、以下の項目を指定できます。- [帯域幅] では、アップロード速度を管理します (Windowsソースのみの場合)。
- [ミラー削除] では、今後ソースで見当たらないファイルをターゲットの場所からも削除するかどうかを指定します。
![データのみの移行における [実行設定]。[帯域幅] が [無制限] に設定され、[ミラー削除] が有効になっており、データ削除を伴う設定であることを示す警告が表示されています。](https://mintcdn.com/product-docs/6Q7nCk1JXzHqPpg6/images/box-shuttle/data-only-migration-run-settings.png?fit=max&auto=format&n=6Q7nCk1JXzHqPpg6&q=85&s=1ca0e09d9710542c0245d695695656d2)
データの確認
実行前の検証を行うと、移行するデータやジョブ設定を含むサマリーが表示され、移行に進む前にそれらが正しく設定されているかどうかを確認できます。 変更を加えるには、上部の階層リンクメニューを選択して、変更する部分に戻ります。![データのみの移行における [実行前の検証] サマリー。[シミュレーションを実行] ボタンに加え、帯域幅の設定、ミラー削除の設定が表示されています。](https://mintcdn.com/product-docs/r6SANzcNtU2WKtAp/images/box-shuttle/pre-run-validation-summary-data.png?fit=max&auto=format&n=r6SANzcNtU2WKtAp&q=85&s=3e19607573ff98dfffcd65f63be09874)
シミュレーションの実行
シミュレーションを行うことで、データ移行の前に、実行時間を推定したり、発生する可能性のある問題やエラーを確認したりできます。 これは移行の構成を検証するための重要な手順のため、Boxでは、移行を成功に導くためにも、転送を行う前にシミュレーションを実行することをお勧めします。 シミュレーションで検出できるBoxとの互換性に関する問題としては、サポートされる最大サイズよりも大きいファイル、対象外のシステムファイル (thumbs.dbやその他同様の拡張子) などが挙げられます。 シミュレーションでは、転送ジョブで発生する可能性のあるエラーの多くが検出されますが、すべて検出されるわけではありません。シミュレーションを実行するタイミング
- 最初のジョブを設定した後
- ジョブの構成を変更したとき
- ソースまたはBoxターゲットが大幅に変更された場合 (データの移動や名前変更を含む)
- 権限を移行する前
- ソースのコンテンツのサイズ、ファイル数、合計バイト数を特定できる。
- 同期の実行中に転送されるファイル数とバイト数を評価できる。また、同期中に転送されるファイルを特定できる。 これは、同期を実行するかどうかを評価する際に役立ちます。
- 直接転送した場合の結果と比べて、アクセス拒否などの転送エラーを迅速に特定してトラブルシューティングできる。 シミュレーションジョブは、ドライブやネットワーク接続の問題を評価するうえでも役立ちます。
- データの移行を完了するまでの推定時間や、転送速度に影響を及ぼす潜在的な混雑の問題を示すことができる。
この推定時間はあくまでも目安です。 実際の転送にかかる時間は、さまざまな要因に応じて増減します。
転送の実行
[転送を実行] を選択すると、移行プロセスが開始されます。 完了したら、結果を確認できます。移行のスケジュール設定
ジョブは、指定した時刻に実行したり、設定可能な間隔で再実行したりするようスケジュール設定できます。Windowsソースシステムの場合、スケジューラは一度に1つのジョブしか実行しません。 そのため、最適な速度でデータをBoxに転送するのに十分なメモリ、CPUなどのリソースが各ジョブに確保されます。
![オーバーフローメニューが開いた状態のデータ移行ジョブ。[シミュレーションを実行] ボタンの横に [ジョブを構成]、[転送を実行]、[スケジュール] の各オプションが表示されています。](https://mintcdn.com/product-docs/ZRmHMAkUChAmaGhq/images/box-shuttle/migration-schedule.png?fit=max&auto=format&n=ZRmHMAkUChAmaGhq&q=85&s=12cbbcc4b394cc9c5a51f16094f8601c)