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AIユニットとは、課金対象のBox AI機能の使用量を測定するための標準化された指標です。 AIユニットは、トークン数 (AIが読み取るテキスト) やモデルのレイテンシなどの複雑な技術的詳細を、単一の分かりやすい値に集約することで、キャパシティプランニングを簡素化します。 操作がAIユニットを消費するかどうかは、その操作や利用するモード (ユーザー主導か大規模な自動化か) によって異なります。

含まれるユニット数

Boxのサブスクリプションプランのアップグレードにより、高度な基盤的推論やオーケストレーション機能の利用、より多くのAIユニットベースラインの割り当てが可能になります。 容量に関する主な考慮事項:
  • 割り当て数: AIユニットは定められた割り当て期間 (例: 月単位など) に割り当てられ、基本プランの割り当て数とサービス注文で追加購入したユニット数で構成されます。
  • 繰り越しなし: 未使用のAIユニット数は各割り当て期間終了時に期限切れとなり、次の期間には繰り越されません。
  • 消費量の合算: 課金対象のAI機能 (例: Q&A AI API、テキスト生成AI API) を複数使用する場合、ユニット消費量は企業レベルの割り当て数のプールに対して合算されます。

プランに含まれる機能と課金対象の機能の違い

予算を効果的に管理するには、AIユニットの課金が発生する対象を理解することが重要です。 課金の有無は、機能やアクセスモード (BoxウェブアプリのUIかAPIか) によって決定されます。

プランに含まれる機能

月間のAIユニットのプールから差し引かれない、プランに含まれる操作 (課金対象外の操作):
  • Box Agent (標準モード): UIにおける標準のインタラクティブなエンドユーザープロンプト。
  • Box Agent (Proモード): Enterprise Advanced限定。 有効にすると、エージェントは戦略的分析やコーディングなどの複雑なタスクで高度な推論機能を利用します。 注: 処理が長くなるため応答に時間がかかることがありますが、ウェブアプリでユーザーがインタラクティブに実行した場合は課金対象外の操作となります。 ただし、API経由でBox Agentを使用した場合は、課金対象となります。
  • カスタムエージェント (標準モード): ウェブアプリ内で使用される、拡張モードで構成されていない、カスタマイズされたエージェント。
  • Box Appsと検索: 組み込みのプラットフォーム対話型検索機能。
  • Box Shield Proと自動分類: ネイティブのセキュリティ分類機能、AI分類エージェントAI脅威分析エージェントが含まれます。 これらの自動化された保護は、AIユニットの消費なしで、バックグラウンドで動作します。
AIユニットは、標準モードのBox Agent (拡張モードは対象外) など、無償のBox AI機能には適用されません。 標準モードのBox Agentまたはカスタムエージェントを使用した操作は、AIユニット数のカウントには含まれません。
プラットフォームの安定性への影響: これらの機能は月間のAIユニットの割り当て数を消費しませんが、Boxは、パフォーマンスの安定性を維持するため、プランに含まれる機能に対して日次のAI制限を適用する権利を留保します。 2026年7月以降、プランに含まれる機能の使用状況に関する詳細なレポートが管理コンソールに表示され、日次の制限の適用が開始されます。

Model Context Protocol (MCP) パートナーとの統合

MCPフレームワークを介して接続されたサードパーティ製プラットフォーム統合の場合、容量の従量課金はコールのタイプと機能カテゴリに応じて行われます。
  • AIユニットを消費するのはAIを使用した場合のみ: MCPアプリによって実行された従来のプラットフォームトランザクション (ファイルの取得、フォルダナビゲーション、または標準的な構造化メタデータのリクエストなど) は、AIユニットを消費しません。
  • AI抽出は常に課金対象: MCPツールによってオーケストレーションされたメタデータ抽出 (MDE) タスクは、APIを介して実行され、標準の抽出ルールの下でAIユニットを消費します。
  • AI Q&Aとテキスト生成での従量課金:
    • 現状: MCP統合はAPI駆動の開発者向けアクセスとして機能するため、Box MCPサーバーを通してオーケストレーションされるすべてのQ&Aおよびテキスト生成タスクはAIユニットを消費します (注: BoxウェブアプリのUIにおける、Box AIの標準的かつインタラクティブな直接利用は、課金対象外の操作です)。
    • 将来の状態: 従量課金の枠組みは、(公開マーケットプレイスからの) 公開MCPアプリと、カスタム構築MCPアプリを区別するように移行し、ユニット消費量の算出方法が変更される予定です。

課金対象の機能 (AIユニットを消費)

AIユニットは、操作が大規模に実行された場合、自動化された場合、直接的に管理対象ユーザー主導ではない場合、または高度なエンタープライズ構成を活用した場合に消費されます。
  • Box AI API: Q&A AI APIまたはテキスト生成AI APIを介したすべてのアクセス。
  • Box Automateワークフロー: 自動化されたBoxワークフロープロセスに統合された、すべてのエージェント実行。
  • 拡張モードのエージェント: Box AI StudioでのBox Agentまたはカスタムエージェント向けの省略可能な構成。標準のクエリ制限を解除し、エージェントが膨大でコンテンツ量の多いデータセットを処理できるようにします。
  • 抽出エージェント (標準) および抽出エージェント (強化): 単純で短い構造化ドキュメント (例: レシート、請求書、パスポート、給与明細書、5ページ以内の履歴書など) 向けに設計された、コスト効率の高いツール。 情報を直接読み取れたり、複雑な推論や計算を必要とせずに正規化が可能な、大量かつ時間的制約のあるパイプライン向けに最適化されています。
管理コンソールでのモデルのラベルと「自動」の選択: 管理コンソールとBox AI Studioでは、わかりやすさのため、モデルに標準またはプレミアムのラベルが明示的に表示されます。 カスタムエージェントの構築または構成時に [自動] モデル構成を選択すると、パフォーマンス速度とユニットのコスト効率を最適化するため、標準モデルの区分がデフォルトとなります。 プレミアムモデルを選択すると、上記の課金対象機能のいずれかと組み合わせた場合のみ、AIユニットの消費率が上がります。

AIユニットの利用状況の監視

AIユニットの消費量を確認できるのは管理者のみです。 毎月の割り当て数に対する現在の消費量を確認するには、以下の手順に従います。
  1. 管理コンソールに移動します。
  2. [ホーム] を選択し、[AIインサイト] カードまでスクロールします。
管理者は、管理コンソールの [レポート] ページから、AIユニットの消費履歴に関するレポートをダウンロードし、履歴データにアクセスできます。このレポートは、日付、ユーザー、AI機能でフィルタをかけることが可能です。
追跡上の不一致に関する重要な注意事項:
  • データ遅延: [AI Unit Insights (AIユニットのインサイト)] カードには約2時間のデータ遅延があります。 消費量がリアルタイムで追跡されるわけではありません。
  • AI Studioのダッシュボードウィンドウ: AI Studioのダッシュボード内の [月間クエリ数] グラフは、現時点から過去30日の期間を反映するのに対し、公式のAIユニットの割り当て数は各月の初日に厳密にリセットされます。
  • ユーザーレベルの監査: 管理者は詳細な [ユーザーアクティビティ] レポートをダウンロードし、個々のユーザーや特定のエージェントごとにユニットの消費量の詳細を確認できます (データは2026年1月1日まで遡って確認できます)。

上限に達した場合

Boxでは、以下の消費量のしきい値に達したときに管理者に通知します。

割り当て数に近付いた場合

  • 発生する事象: 管理コンソールに紫色の警告バナーが表示されます。
  • 推奨される対応: 作業が中断される前に、Box担当者にお問い合わせのうえ、AIユニットを購入してください。

割り当て数に達した場合

  • 発生する事象: 有料/課金対象のAI機能は、次の割り当て期間または追加のユニット数が購入されるまでブロックされます。 無償またはプランに含まれるウェブアプリの機能はすべて引き続き機能します。
    • 管理者向けの表示: 管理コンソールに赤い警告バナーが常に表示され、自動のメール通知が送信されます。
    • ユーザー向けの表示: ユーザーがブロックされた機能を実行しようとすると、AIユニットの割り当て数の上限に達したことを示すエラーメッセージが表示されます。
軽微な超過に関する注意事項: 最終的な月間使用量が割り当て数をわずかに超える場合があります (例: 20,320 / 20,000)。 これは、2時間の処理遅延と、アクティブなユーザーセッションをタスクの途中で中断せず、進行中のアクティブなリクエストを完了させるための内部的なビジネスルールによるものです。 新規リクエストは直後にブロックされます。

AIユニットの消費量

Box AI API、エージェント、AutomateワークフローでのAIユニットの消費状況については、Box AIユニット - 消費量に関する表を参照してください。

課金の有無と消費に関するマトリックス

予算を効果的に管理するには、機能名とその実行方法の両方を確認することが重要です。 以下の表で、明確な課金の有無のステータスと、組織が月間AIユニット数の割り当てを使い切った場合に想定される挙動を示します。

効率的なAIユニットの管理のためのベストプラクティス

  • 目的を持ってモデルを選択する: コスト効率を最適化するため、ルーチンタスク、一括処理、基本的な要約には標準モデルを使用 (または「自動」設定を選択) します。 プレミアムモデルの使用は、複雑な推論、マルチステップのタスク、長いドキュメントの分析用に控えます。
  • カスタムエージェントを賢く設定する: 予期しないユニット数の急減を防ぐため、最大クエリ長の上限を設定したり、使用されていないエージェントを無効にしたり、エージェントのフォルダ範囲を制限 (スキャン対象のファイル数が少ないほど、消費されるAIユニットも少なくなります) したりします。
  • 積極的に監視する: [AI Unit Insights (AIユニットのインサイト)] カードを毎週見直し、ダウンロード可能な [ユーザーアクティビティ] レポートを活用して、ヘビーユーザーや制御不能な自動化プロセスを特定します。

割り当て数がリセットされる仕組み

  • カレンダーベースのリセット: 割り当て数は、各割り当て期間の初日にリセットされます。 未使用のユニットは繰り越されません。
  • 期間中の購入: 期間の途中にAIユニットを追加購入した場合は、購入処理後すぐに、利用できなくなっていた機能にアクセスできるようになります。 このようなアドオンのユニットは、契約終了日まで繰り越されます。
  • さらに購入するには: 基本価格設定やサブスクリプションブロックの詳細については、Box担当者または営業チーム (sales@box.com) までお問い合わせください。

Box AIユニットに関するFAQ

いいえ。未使用のAIユニットは繰り越されず、各割り当て期間 (例: 毎月) の初日にリセットされます。
AI Studioのダッシュボードで表示される [月間クエリ数] では、厳密な割り当て期間 (例: 暦月) ではなく、現時点から過去30日の期間で使用状況を追跡します。
いいえ。標準的なドキュメント操作、標準のカスタムエージェント、BoxウェブアプリのUIのProモードはユーザー主導で、プランに含まれています。 AIユニットは主に、APIコール、Automateワークフロー、拡張モードの構成、メタデータ抽出エージェントで消費されます。
いいえ。ProモードのBox Agent (およびカスタムエージェントのためのBox AI Studioへのアクセス) には、Enterprise Advancedプランへのアップグレードが必要です。
いいえ。 Box Shield Proに含まれるバックグラウンドのAIツール (AI分類エージェントやAI脅威分析エージェントなど) は、Shield Proライセンスに含まれるセキュリティ機能であり、月間AIユニット数を消費することはありません。
Boxは、Box AI Studioの構成のドロップダウンで、すべてのモデルオプションに明示的に標準またはプレミアムのラベルを付与しています。 [自動] を選択すると、ユニットの消費を抑えるため、エージェントのデフォルトは動的に標準モデルの区分となります。
Boxでは、データの破損を防ぐため、進行中のアクティブなプロセスをクエリの途中で終了させないよう、約2時間のデータ処理遅延を採用しています。 これらのアクティブなセッションが終了すると、課金対象の新規リクエストはブロックされます。
組織のBox管理者にお問い合わせください。 管理者は、Box担当者に問い合わせて即時の割り当てブロックを購入するか、割り当てがリセットされるまで社内のワークフローを調整できます。
最終更新日 2026年7月23日